事業内容 | 井上精機株式会社

取扱商品

私たちは、診断・治療用医療機器、病院・医療関連施設の設備、ディスポーザブル製品など、さまざまな医療機器・医療材料を現場のニーズに合わせ、最適なタイミングで提案・販売する総合商社です。取扱商品の一部をご紹介します。

衛生材料

医療現場で使用される衛生材料は、非常に重要な役割を果たしています。
アルコール綿、包帯、マスクといった一般的な製品から、手術ごとのニーズに応じて構成されたカスタムキットなど、準備にかかる時間や手間を省き、より安全で効率的な製品をお届けします。
人工腎臓

「ダイアライザ（人工腎臓）」は、人工透析という治療に欠かせない医療材料のひとつで、腎臓の代わりに血液を浄化する機能を果たします。
血液透析にはさまざまな種類があり、病気の種類や症状に即した、機器や材料の組み合わせを提案します。
洗浄・滅菌用機器

手術や検査、処置に使用される器械や材料は、完全に滅菌されたものを使います。
滅菌方法には高圧蒸気滅菌やプラズマ滅菌などいくつかの方法があり、用途に合わせた洗浄・滅菌業務用機器をご提案します。
また、確実に滅菌されたことを確認できる、インジケータなどもご用意します。
保育器

保育器は、小さく生まれたために体温が下がりやすい赤ちゃんを、お母さんのおなかの代わりとなって、外からのストレスから守ってあげるための装置です。
この他にも、小児の治療や診断に必要な光線治療器や、聴覚スクリーナーといったさまざまな機器を取り扱っています。
災害時対応資器材

災害拠点病院に指定されている病院では、DMATと呼ばれる災害派遣医療チームが重症患者の搬送や被災者医療にあたるため、災害現場へも携行できる機動力のある医療資材が必要です。
応急治療やトリアージ（災害時治療優先度の判定）などを行う製品や、除染システム・ストレッチャーなど災害・医療用緊急エアテントなど、対応資器材をお届けします。
検査環境

血液・尿・組織などの検体検査、心電図や脳波検査など、患者さんから直接情報を得る検査結果を基にして、医師は総合的に診断し治療を行います。
そのため、検査を自動化する装置を用いて、検査室を総合的にサポートできる、安心で快適な検査環境を提案します。
人工心肺装置

人工心肺装置は、心臓外科の手術などで、一時的に心臓と肺の機能を代行する医療機器です。この装置を使うと、全身の組織に必要な血液が送られるため、手術を受ける患者さんの生命を維持できます。
装置はもちろん、手術に必要な機器や人工肺・人工弁などといった治療材料をお届けします。
スコープ
（内視鏡）

先端に小型カメラやレンズを内蔵したスコープと呼ばれる細長い管（内視鏡）を挿入し、消化器の内部を観察することで、早期発見と適切な治療を可能にします。特に、胃がんや大腸がんなどに有効です。
検査に必要な周辺機器、高周波ナイフや止血鉗子といった、さまざまな処置具も取り扱っています。
整形医療機器

整形外科分野では、幅広い製品を提供しています。
骨折など外傷の手術や関節の再建手術、人工股関節や人口膝関節、脊椎脊髄手術などに使われるインプラントや器械、また、頭蓋や顎関節用インプラント、動物用の整形医療機器など、さまざまなニーズに対応しております。
心臓ペースメーカー

心臓ペースメーカーは、脈の遅い患者さんに心臓に人工的な電気刺激を与えることで、正常な心拍リズムを維持し症状を改善させる装置です。
心室の同期障害を改善する心臓再同期療法（CRT）、致死的不整脈による突然死を予防するICD（植込み型除細動器）療法またはその両方の機能をもった治療機器などを取り扱っています。
医療施設運営に関わる
医療機器・資材

病院で使用される機器は、治療機器ばかりではありません。
入院患者や高齢者の搬送には欠かせない車椅子やストレッチャー、院内の感染対策関連機器にいたるまで医療施設の運営にかかわるあらゆる機器をトータルサポートいたします。
AED

AEDは心停止の際に機器が自動的に心電図を解析し、心室細動を検出した場合、除細動を行う医療機器です。
動作が自動化されているため、初めての方でも使いやすく、いざという時にも適切な救命処置をサポートします。私たちは医療機関に限らず消防署や役所、学校などへの普及に努めています。
超音波画像診断装置

超音波画像診断装置は超音波画像から病変を探し、大きさ・形状・深度などを観察し、腫瘍・炎症・結石などを診断します。画像はリアルタイムで見られるため、組織採取や穿刺などの検査、病変の位置を確認しながら行う治療、血流動態の観察などにも有用です。
腹部から心臓・血管まで、幅広い検査がサポートできるよう、さまざまな機種をご提案します。
最先端の検査機器

現在、MRIやCTといった最先端の検査機器で、3D画像による高度な診断を行います。さらに、画像診断の領域ではAI（人工知能）による診断支援が可能になりつつあります。
診断の質を高め、医師の負担を軽減するソフトウェアなどをご提案し、医療従事者や患者さんへ安心を提供します。
ハイブリッド手術室

ハイブリッド手術室では、血管造影の放射線透視装置と特殊な手術用ベッドが設置され、これまで血管造影室で行っていた血管内治療と外科的手術を同時に行えます。血管内治療だけでは困難な場合に、そのまま外科的処置を追加施行が可能です。
安全・確実な治療が施せる、高度な医療機器も取り扱っています。
手術用顕微鏡

微細な組織にメスを入れたり、直径1mmにも満たない細い血管同士を縫い合わせたりする手術（マイクロサージェリー）に必要不可欠な装置です。静脈内にICG（インドシアニンという蛍光色素）を投与し、近赤外線で可視化することにより、血管内の血行循環動態を把握できます。
血管外科・脳外科・整形外科などでも使用されており、用途に合わせてご提案します。
ステントグラフト

大動脈瘤の新しい治療法、ステントグラフト内挿術。「ステント」という形状記憶合金でできた骨組みに、「グラフト」と呼ばれる人工血管を縫い付けた筒状の器具を用います。胸や腹部を切らずに治療ができるため、体への負担が格段に少ないという、大きな利点のある治療法です。
私たちは、患者さんの体への負荷が少ない「低侵襲」な治療材料をお届けします。